ただいま。

2008年3月28日 日常
パンを買って戻ってしみじみと食べていたら、
一緒に仕事しているスタッフから電話が。
「出来たら会って話したいんだけど…」
とのことで、企画書もそこそこに(←一行も書けてないけど)
急きょ飲みに行ってきました。

行くと、話は一緒にやる7月のプロジェクトの件で、
「構成案を作ってみたんだけど、考えすぎて面白いかどうか
 わからなくなったから聞いて欲しい!」
ってことでした。聞いてみると、
…なんだ、すごく面白いじゃん!
「すごく面白い!コレで絶対イケますよ!大丈夫!」
と言うと彼は、
「そう?!」
とうれしそうに笑って、
思いっきり飲んで思いっきり食べて帰ってゆきました。
よかったよかった。
最近、年のせいかこういう役回りが多くなってる気がします。
ってか俺も誰かに「大丈夫!」って言われたいよ。
ま、こんな企画書1本まともに書けないような人間でも
誰かの役に立ってるならいいか。(←弱気になってます…)
明日の朝まであと9時間。
がんばります。

おこもり中です

2008年3月27日 日常
「おこもり」っていうと
温泉旅館にでも行ってそうですが、
実際何してるかって言うと
自宅で明日締め切りの企画書3本と格闘中です。
「執筆中」と言えないのがつらいところ。
なぜならまだ一行も書けてないから。
ええ一行もです、アーデルハイド!

…外は桜が綺麗みたいですね〜。
いいなあ。見たいなあ。
こうしてるとひきこもってる人と
何が違うんだろう、っていう気がどんどんしてきます。

自分は本当に会社員なんだろうか。
実は長い長い白日夢を見ていただけで、
ほんとうは働いてなんかなくて、22歳からずっと
ここでこうして読まれることのない企画書を
こもって書き続けているだけなのではないか…とか。

ちょっとヤバい人みたくなってきたので
気分転換にパン買いに行ってきます。

雨の早朝

2008年3月24日 日常
きのう夜遅くから友達と飲み始めたら気がつくと朝になっていて、始発に乗って帰ってきた。駅の階段を駆け上ると雨が割合強く降っていて、あ、傘持ってないや、と思いながらも、まあ雨に濡れるのは嫌ではないので、そのまま家に向かってずんずん歩き始めた。少し歩くと、向こうの方からスーツケースをガラガラと引っ張って歩いてきた中年のおじさんに
「かさ!かさ!」
と声をかけられた。何のことかわからず立ち止まると、おじさんは
「傘、あげるよ」
と持っていたビニール傘をぼくの方に伸ばしてきた。え?と躊躇していると、おじさんはビニール傘をぼくに握らせ、
「私は外国に行ってしまうから、もう傘は要らないんだよ。じゃあ!」
そう言うとまたガラガラとスーツケースを引いて歩き始めた。お礼を言うと、おじさんは振り返らずに手を振って、駅の階段をそのまま下りていった。

ありがとう、おじさん。おじさんにもらったビニール傘は、「外国に行ってしまったおじさんにもらった傘」として、ずっと大事にしたいと思います。何だかちょっと不思議な、でもあったかい気持ちになった朝でした。

相変わらず

2008年3月19日 日常
「頭のなかほとんど企画」な日々ですが、
日々の雑務に追われてずっと停滞していました。
でもきょう仕事場で知り合いの人と話していて、その人が
「こんどこんなに長いセリフ覚えなきゃいけないんだ〜。
 セリフはいってるかどうかちょっと聞いてみて〜」
と言うので、その人がセリフを暗誦するのをぼんやり聞いてたら、
突然頭の中で、これまで思いつきでしかなかったとある企画が
ものすごく具体的に「コンテンツ」として立ち上がってきました!びっくり!
しかも、もしかしたらかなり面白いかも!(←錯覚かも)

最近読んだ本に

ある種の光は、それをぼんやり見ている人には感知できるが、凝視する人には見えない。ある種の身ぶりは、何となく力を抜かないとうまくやり遂げられない。例えば星を眺める時や、手をまっすぐに伸ばす時がそうだ。

ってあったけど、ああ、こういうことかも知れない、と思いました。
きょうで仕事の最大のヤマを越えたので、うっすら浮かび上がってきたものを、
時間をかけてちゃんとした企画にしてゆこうと思います。

…すっごいぼんやりした内容ですみません。
でもホントに仕事しかしてないんです…(泣)。

メモのお礼

2008年3月13日 日常
クロム様
ありがとうございます!
とても参考になります!
読みやすいし、山田さんの本重かったので
行き帰りがこれですごく楽になります。

いててて

2008年3月13日 日常
会社で朝から晩までPCのキーボードたたき続けてたら
腱鞘炎になっちゃった…。
右手が痛くてたまりません。
お酒飲んで寝ます。

もしかしたら

2008年3月12日 日常
すごく簡単なことだったのかも知れない。

人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)
ISBN:419891477X 文庫 山田 風太郎 徳間書店 2001/03 ¥760
インタビューに答える宇多田ヒカルはいつも少し不機嫌に見える。彼女が書くブログの高いテンションとはうってかわって。その苛立ちはたぶん自分に対して向けられているのだと思う。作品の「受け手」であるインタビュアーが自分の作品をやすやすと言語化できるのに対し、「作り手」である自分がその作品をうまく言語化できないことに対する苛立ち。勿論中には自分の作品の成り立ちや背景をやすやすと言語化できる作り手もいる。だからといって、そうした作り手が物事を言語化するのに長けているわけではないと思う。たぶん、その作品がどこから生まれるかによって変わってくるのだと思う。「象徴界」からの要請によって作り出される作品は、ダイレクトに言語化できる。しかし、「現実界」からの要請によって作り出される作品は、やすやすと言語化できない。そして宇多田ヒカルの作り出す作品の多くは、「現実界」からの要請によって作り出されているのだと思う。だから深く刺さるのだと思う。
日記を書けないでいる。一日中「新しい企画」のことを考えていて。何をしていても「企画」に結びつけてしまっている。飲んでいてバカ話をしていても、頭の片隅で(ここから「新しい企画」が生まれないだろうか)などと思っている。酔えない。安らげない。でも「新しい企画」って何だろう。いままで生み出した企画、いま抱えている企画は、どれもこれも悪い企画ではないが決して「新しくない」と思う。次に立ち上げるのは出来れば「新しい企画」でありたいと思う。いままでにない企画。見たことのないような企画。あるいはそれは「現実界からの要請」によってしか生まれ得ない企画なのだろうか。だとしたらそれは言語による思考の堂々巡りの中から生み出し得るものなのだろうか。もしかしたらぼくは渡りえない橋を渡ろうとしているのだろうか。でも。
そんなことばかり考えている毎日です。とりあえず現状報告でした。

HEART STATION
宇多田ヒカル CD EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) 2008/03/19 ¥3,059
どこから来るのだろう、と考えた時に、
結局忙しさにかまけて「対象」と何ひとつ
真剣に向き合えていないからだ、と気づきました。
仕事にも、人にも、本にも、この日記にも。
ただただ流れるままになってしまっている、すべてが。
だから毎日「やり残したことがたくさんある」ような
気がしてしまっているのでしょう。
わかってはいるのですが、きょうも家で仕事をしようと
PCを開いたらついつい香港の有名俳優の
スキャンダル流出画像(スゴイね!)に見入ってしまいました…。
その上、もしこれがラカンのいう「象徴界」の現在のコード
(「楽しめ!」)の果てなのだとしたら、
我々はもう個々の「想像界」に逃げ込むしかないなあ、
でも「快楽」から逃避することなど出来るのだろうか、
出来たとしてそれは「テヘランでロリータを読む」が描いたように
より生きにくい別の「象徴界」のコードを生むだけなのではないか、
…などとわけのわからないことをあれこれ考える始末。
そうこうしているうちにこんな時間になってしまいました…。
あしたこそ、ひとつくらいは何かと真剣に向き合いたいと思います。

たまには

2008年2月26日 読書
ラインマーカー片手に1日で3冊も4冊も読み進める読書じゃなく、一行読むごとに遠くに目をやるような読書をしよう、と思って本屋に寄ったら、この本が目に入ってきました。「志賀直哉が愛した名随筆家」らしいです。せっかくだから、一行一行ゆっくりゆっくり味わって読んでゆきたいと思います。うん、でもこのところ柄にもなく飛ばしすぎたかも。ちょっとスピードをゆるめよう。
東海道品川宿―岩本素白随筆集 (ウェッジ文庫 い 5-1)ISBN:4863100132 文庫 来嶋 靖生 ウェッジ 2007/12 ¥700
去年読んですごく好きになった本で、人にもプレゼントしたりしていたのだけれど、地味な本だから売れないんだろうな、と思っていたら、きのう都内の大きな本屋で平積みになっていて、しかも増刷かかっていたからそこそこ売れてるみたいでちょっとうれしかった。
表題作はアメリカにやってきたナイジェリアの女性の話で、人が「居場所」を見つけてゆくまでの物語なのだけれど、とても描写が細やかで、詩的で、何度でも読み返したくなります。たぶん翻訳家の力も大きいんだろうなと思います。表題作は確か原題は「around the neck」とかで、それを「アメリカにいる、きみ」というタイトルにしたのはすごい力技だなあ、と思うとともに、「、」の使い方がなんだか長田弘さん的でぼくは好きです。あと、「ここでは女の人がバスを運転する」も素晴らしいです。ジョンパ・ラヒリとかの雰囲気が好きな人にはおススメ。こういう小説を読むと「世界って“ケータイの電波の届く範囲”のことじゃないんだなぁ」って改めて思います。あと、世界の中心は決して自分じゃないんだなあ、って。あたりまえのことだけれども。

ISBN:4309204791 単行本 河出書房新社 2007/09/21 ¥1,890
あわただしく時間が過ぎてゆきます。いろんなことが次から次に起きていて、でもひとつひとつがあまりにも足早に通り過ぎてゆくので、書き記すことが出来ないでいるうちに何があったか忘れてしまいました。う〜ん。あ、ひとつ思い出した。焼肉をここ1週間で2度食べました!四谷三丁目の「羅生門」、5年ぶりくらいに行ったけど美味しかったです。高くないし、夜中までやってるのでおすすめです。もう一回は同じく四谷三丁目の「会員制焼肉レストラン」に連れてってもらいました。ドンキーとかって名前だった気がします。料理は「おまかせコース」だけなんだけど、予約された人数ぶんしか肉を仕入れないとかで、肉が冷凍じゃなくって新鮮!タンもロースもカルビも全部ありえないくらいおいしかった!おすすめしたいけど、「会員制」なので誰か「会員」と一緒じゃないと行けないんだろうな…。

最近読んだ本ではこの「ラブホテル進化論」が面白かったです。「ラブホテル」を文化人類学的に考察してみようという本で、著者は神戸学院大学の博士課程在籍中。文章は決してうまくないけれど、フィールドワークが充実していて、「新しいこと」をやろうという「気合」がすごく感じられる本でした。最近出した企画書が我ながら全部「予定調和」的で、最近「新しいこと」をやれてないなあ…とちょっとむずむずしていたので、いい刺激になりました。

ラブホテル進化論 (文春新書 620)
ISBN:4166606204 新書 金 益見 文藝春秋 2008/02 ¥767

追伸
ぐりこさん、おかえりなさい!
「決して汚せないぼくらの青いキャンバス」とか、ちょっと前なら「あの頃の未来にぼくらは立っているのかい」とか、「無垢な学生時代」と「汚れてしまった社会人生活」という二分論で社会を切り取ってしみじみする歌が多くて、ちょっとそれってどうなのよ、と思いました。確かにこの「キャンバス」って曲もいい曲だとは思うけれど、その斬り方ってあまりにも単純すぎやしないか、と思います。たとえばぼくは、外見的にはおじさんにしか見えないと思うけど、内面的な「精神的成長」は大学出て3年くらいのとこで止まってる気がする。ただ、成長しなかった代わりに「汚れた」とも思わない。大学は「決して汚せない青いキャンバス」と呼べるほどのユートピアではなかったし(そうだよね?)、社会は「これからに流されても」というほど、不必要な無力感を感じる場所ではない。そう思います。たぶん、高校とか大学って、1年も経てば「尊敬される先輩」の立場を割合たやすく獲得できるけど、社会人ってなかなかそうは行かなくて、ぼくも何となく「後輩に物事を教える資格があるかも」と思えるようになったのはここ1、2年のことだったりするので、そういう意味で「成長できなかった」だけかも知れませんが。
要するに「社会って、平井堅とかSMAPが歌ってる程ひどいとこじゃないよ、意外と楽しいから怖がらなくてもいいよ」ってことで。平井堅もSMAP(ってかスガシカオか)も、いい大人なんだから「大人ってこんなに楽しいよ!」って曲を歌おうよ、って気がちょっとしました。すみません、大きなお世話ですね。

キャンバス  平井堅 CD ソニーミュージックエンタテインメント 2008/02/20 ¥1,223

最近のわたくし

2008年2月17日 日常
「椎名林檎が好きなら川上未映子も好きでしょ!」
「本谷有希子が好きなら川上未映子も好きでしょ!」
と別々の場所で複数の人に言われました。
世の中的にこの3人は同じカテゴリーなのか?
う〜ん、どうなんでしょう…。
もしこの3人が入るカテゴリーがあるとすれば、そこに松井冬子さんも入るのではないかと思うのですが、
どうでしょう。

ちなみに、残念ながらぼくは川上未映子さんはあまり好きではありません…。あ、関係ないけどぼく、本上まなみさんのエッセイの言葉遣いがどうしても好きになれません。「へもへも」とかなんとか、読んでてむずがゆくなるというか、生理的に好きではない。北村薫さんの文体にも同様のむずがゆさを感じます。文体って好き嫌いありますよね。そういう意味での好き嫌いを言うのならば、川上さんの文体は好きかも知れません。「先端でさすわさされるわそらええわ」の中の「彼女は四時の性交にうっとり、うっとりよ」は特に面白かったです。まだ芥川賞とる前にサイン本買って読みました。…やっぱり好きなんじゃん!

頭の中と世界の結婚
未映子 木村玲 佐藤研二 CD ビクターエンタテインメント 2005/09/22 ¥2,100

仕事漬けです。

2008年2月15日 日常
1日のうちの9割以上は服を着ている毎日です。
当たり前か。
いや、それくらい仕事ばっかりしてるということで。
そんな状況の中最近のヒットは
1)ネットで見つけた「ザ!恋愛インタビュアー」
2)奇跡の黒人演歌歌手・ジェロ
です。


「ザ!恋愛インタビュアー」は、
http://nashimoto.hanihoh.com/q/
質問に答えると、まわりの人が自分をどう思ってるか
インタビューしてくれる!と言う設定のモノなんですが、
何だか知らないけど「当たってるかも!」って感じです。
ちなみにぼくの結果はコレ↓
http://nashimoto.hanihoh.com/r/?k=080215dgfc47b476c03b3d6
そうですか、小さくまとまりすぎてますか…。
「中学生すらドキドキしない」ですか…(泣)。

あと奇跡の演歌歌手ジェロはココ↓で聴けます!
http://streaming.yahoo.co.jp/p/t/00091/v03520/
癒される…。ってか歌うますぎるよ、ジェロ。
しかし秋元康さんって面白そうなものには絶対かんでますね…。
さすがだわ。見習わなくちゃ。

海雪  ジェロ 秋元康 山口洋子 CD ビクターエンタテインメント 2008/02/20 ¥1,200海雪

ザ・ストレス

2008年2月7日 日常
仕事の話はどんどんどんどん進んでゆくし、一方でプライベートでは進めたい話が全然進まないし、どちらも自分の望むペースを著しく逸脱していてストレスがたまる。ここに書き記したからといって楽になるわけではないけれども、ただ溜めておくよりいいかな、と思って。これだけいっぱいいっぱいな(外にはそう見えないと思うけど)自分は久しぶりで、あまりにもいっぱいいっぱいすぎて頭の中が妙にからっぽ、というかきょうは読んだ本のこととか書いてみようと思ったのだけれども、感想めいたことがまったく思い浮かばない。とにかく公私とも「やらねばならないこと」であふれているのに、「やり切れていない」ことへの焦りが頭の中の大きな部分を占めている。どうしてこんな「仕事人間」みたいなことになっちゃったんだろう。実際はただの「ダメ人間」なのに。胃が痛い。ああ、1週間くらい、いや、3日でいいから休みたい…。

安倍なつみ CD hachama 2006/06/28 ¥1,050

雪だ

2008年2月3日 日常
朝までかけて出張の報告書を作っていて、
薄明るくなってきたのでカーテンを開けると
窓の向こうはいちめんの雪景色!
きょうは遠出する予定なので交通機関が心配だったけど、
どうやら今のところ大丈夫そう。
東京も少しは雪に強くなってきたんでしょうか。

寝ないで仕事して朝になって、こうして雪を見ていると
何だか受験時代を思い出します。
いや、南国だったから実際にそういうことはなかったけれども、
「蛍の光窓の雪」みたいなイメージで。
ひざにかけてるのがせんべい布団から電気毛布になってたり、
飲んでるコーヒーがインスタントからエスプレッソになってたりはするけれども。
やってることは同じだなあ。
こうして同じコトをくりかえして生きて行くのかなあ。
などと。
しかし寒いなぁ…。
まだ内容をちゃんと把握してないのですが
「中国ギョーザ問題」大変なことになっているようですね…。
被害に遭われた方のご回復をお祈りいたします。
しかし500人って、ホントかよ!と言う気がしないでもないですが。
あと日本のマスコミって、誰が言い出すのか知らないけど
ネーミングが絶妙ですね、いつも。
「殺人餃子」とか「ささやき女将」とか。
勉強になります…。

帰ってきました

2008年2月1日 日常
短かったけどすごく充実した時間を過ごせました。

Fly me to the Mars.

2008年1月25日 読書
朝からずっと予算のことをこしこしこしこしやってたら遠くに逃げたくなった…。でも逃げるわけにいかないのでこの本を買いました。火星探査の宇宙船が地球に送ってきた映像を写真集にしたものですが、「いままでに見たいちばん遠くの風景」が上書きされて、えも言われぬ気持ちになります。っていうかどうでもいいじゃん、予算なんか!って気持ちに。どうでもよくないんだけど。

火星からのメッセージ
ISBN:4270002190 ランダムハウス講談社 2007/05/24 ¥4,988

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