ガチで!

2008年12月12日 日常
・電車に乗ってたら大学生くらいの男の子が
「最近ガチで黒ウーロンばっか飲んでますよ!」って言ってた。
…この場合の「ガチで」は何を現してるんだろう。勢い?


停滞してる。

2008年11月10日 日常
新しいことを始めたいんだけど何も始められない。過去の遺産で食べてる感じ。
企画書を書き始めるには自分の中に「核」となるアイデアがないし、
かと言ってインプットのために本を読むには「集中力」が欠けている。
たまに気楽に読めそうな「ビジネス書」に目を通すと、「何でこんなヤツに上から
モノを言われなきゃならないのか」とか頭にきて投げ出ししまうし、かと言って
多少本格的なのにするとポール・クルーグマンの本すら頭に入って来ない。

日々の雑務に追われすぎていろんなことが「雑」になってるんだな。
映画とか見たいんだけど休みの日は疲れ切ってて一日寝て終わるし、
友達からのメールの返事も返したいんだけど何だか億劫で返しきれてないし。
う~ん。
とりあえずこれまで漠然と書き連ねた思いつきを一度整理してみようかな。
となるとそれなりのノートを買わなくちゃ(形から入るので)。
何でもいい、とにかく今の流れを変えるきっかけが欲しい。

いたた

2008年10月28日 日常
映画見て胃が痛くなったのは始めてかもしれない。
でもいい映画だった。

夢を見た。

2008年10月25日 日常
映画の予告編を見てる夢。
すごく面白そうな映画。
見たことのないアイデア。
すぐに起きて書き留めた。
読み返してみたけど、やっぱり面白い。
ぼくは映画の人間じゃないけど、
自分のフィールドに流用するといい企画になるかも知れない。
このところ毎日朝から晩まで仕事のことを考えていたから
もしかしたら神様がサービスしてくれたのかも。
ありがとう、神様。

どこもそうだろうけど、この歴史的大恐慌で
ウチの業界も傾きかけてます。
そんな中きのうもとある大御所と飲んで話して得た結論、
ぼくらに出来ることはただただ愚直に作り続けるしかない。
こんな時代だからこそ、作り続けさせてもらえることを
幸せに思わなければ。

と、きのうは本気で思ったので書き留めておこうかと。
こういう気持ちってすぐに忘れてしまうので。

金木犀が

2008年10月7日 日常
急に街じゅうをその香りで包み始めましたね。
眠れないのは自意識が強すぎるせいかなあ、などと思いながら
手島葵さんの歌う「The Rose」を繰り返し聴いてます。
本来は春の歌なんだろうけれど。

Some say love, it is a river
That drowns the tender reed
Some say love, it is a razor
That leaves your soul to bleed
Some say love, it is a hunger
An endless aching need
I say love, it is a flower
And you, its only seed

おやすみなさい。





近況

2008年10月1日 日常
・マックの月見バーガー明日までだ!
 http://news.ameba.jp/economy/2008/09/17200.html
 ことしはまだ食べてない!行きたい!
 …でも明日は勝負プレゼンの日なのにひとりだけ抜け駆けして
 マックに行ったり出来るんだろうか、行ってしまってその結果
 プレゼンが失敗したら死ぬほど後悔してしまうんじゃないだろうか、
 などと考えたらどきどきしてきて今夜は眠れそうもありません…。

・あと「カレーの店うどん」の「秋の夜カレー」も11月1日までだ!
 http://www18.ocn.ne.jp/~c.udon/sub2.htm
 ことしはまだ行ってない!もうあと1か月切っちゃった!
 行けるんだろうか。何かコレが食べられないと冬が迎えられない気がする…。
 ああ、考えたらむずむずしてきて今夜は眠れそうもありません…。

・あとあと何が腹立たしいってアメリカが言い出した「時価会計見直し」。
 何のことやねん!と関西弁で怒鳴りつけたくなるよ、バーナンキ。
 誰のせいでこんなに苦労してると思ってるんだ!日本の会社がウチも含めて
 ガンガン傾いてるのもそもそもおまえらが無理矢理「時価会計」導入させた
 せいじゃろが!自分らが危なくなったら「ルール変える」ってありえんだろ!
 この怒りをどこにぶつけていいのかわからなくて今夜は…(以下略)。

・そういえばきのうも眠れなくてNHK見てたらこの番組やってて、
 http://www.nhk.or.jp/paphooo/
 あまりにも面白くて見入ってしまった!
 康本雅子さんスゴイ!天才だ!しかも超タイプ!
 http://yasumotomasako.net/
 ああ、もっと早く知っておくべきだった!「トップランナー」見たかった!
 とか思いつつ彼女が出演する「吾妻橋ダンスクロッシング」の追加公演を
 早速予約し、ついでにPARCO劇場のHP見てたら三谷幸喜さんの新作の
 会員先行予約がきのうで終わってたことが発覚!大ショック!
 見たいけど知り合いに頼んでまた借りを作ったりするのヤだなあ…などと
 もやもやしてネットを放浪してたら椎名林檎10周年DVDの発売を知り、
 http://www.emimusic.jp/ringo10th/
 欲しくなって調べたらamazonが最安値で「お一人様1点限り」で予約を
 受けつけてたので、ついつい買ってしまったりしてたらもう朝でした…。
 そんな日々。

 

メモ

2008年9月25日 日常

行かなきゃ。

2008年9月13日 日常
なんだか何もしないのにどんどんやせてる。ストレスかな。ま、太るよりいいけど。
仕事は好きだし、楽しいけれど、時々どこに向かってるのかわからなくなる。うしろからは何人もの可愛い(可愛くないのもいるけど)後輩たちが目をキラキラさせながらついてきてる。ぼくは彼らをどこに導けるだろう?人が人にしてあげられることは何もない、わかってる、ぼくが出来ることはただ先を歩くことだけだ、でもぼくはどんな景色が見たくて歩いてるんだろう?
書いたら少し落ち着いたみたい。行ってきます。
な毎日が続いてちょっと不眠症気味です。
ちょっとでもやり残したことがあると明日へ持ち越せない、
でも相手があったりしてすぐ処理できないこともあって、
そうなると一日悶々としてしまう…みたいな。
よくないですね…。
夜が明けると少し眠くなってくるので、まだましですが。
でも体は元気です。羽田で朝からカレー食べてびっくりされる程。
とりいそぎ、メッセージを。

日記と言うより

2008年9月7日 日常
週報になりつつありますがみなさんお元気ですか。

・この前出張に出かける前に品川のエキュートでまい泉のかつサンド6個入り777円を買おうとしたら最後の一個で、(うわ、自分にしては珍しくラッキー!)と思って買ったら次のお客さんが来て「6個入り売り切れなんですよ〜」って言われてて、ぼくはまさにその最後の6個入りを受け取りつつちょっと優越感を感じてたんだけど、そしたらそのお客さん、あわてず
「じゃあ、3個入りをふたつください」
「はい、776円です」って。
えええ!
3個入り2つの方が1円安いんじゃん!
むしろ損したんじゃん、1円!
…っていう出来事がありました。
どうでもいいですね、すみません。

・最近買った本はジュンパ・ラヒリの新刊「見知らぬ場所」(新潮社)。「停電の夜に」以来の9年ぶりの短編集。ついに出た!って感じです。ことし4月に出たばかりのやつをわずか3ヵ月で訳して出版、ってシドニー・シェルダンじゃないんだから大丈夫か?!という気もしますが、いま抱えてるプロジェクトが終わったらゆっくり読みたいです。

・ついに出た!と言えばビクトル・エリセのDVDボックスがついに出ますね!随分前に出てて即完売してヤフオクとかで5万円とかで取引されてたヤツのリニューアル版!紀伊国屋書店さんありがとう!しかも監督のデビュー作(日本初公開)と「ミツバチ」と「エルスール」のニュープリント付き!
http://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/169423
もう11月終わりまで死んでられない!って感じです。

・ああ、3日でいいからこのDVDと「見知らぬ場所」だけ抱えて南の島とかでぼんやり過ごしたいなあ…。

メモ

2008年8月31日 日常
・サザンオールスターズのライブに上司に連れてってもらって以来、打ちのめされています。どうしてもっと早くこれに触れなかったんだろう、って。いや、曲は殆ど知ってるけどライブは20年以上前に1回行ってその時は「新興宗教みたい」とか思ってそれから行ってなくて、あああの時感じた違和感こそが「ヒント」だったんだと今にして思います。でもようやくたどりついた時にはもう最後だなんて。何て勿体ないことをしてしまったんだろうとこのところ毎日youtubeで「音楽的寅さん」を朝まで見ています。すっかり寝不足。おすすめはジョン・レノン追悼の回とミスチル桜井さんとのカラオケ対決の回、桑田さんが歌う宇多田の“first love”は超泣けます。

・で、ここ最近国文学研究者のように頭からずっとサザンに触れてて思ったんだけど、結局日本のエンターテインメント業界って「終わらない学園祭」を続けてきたんだよね、ここまで。で、桑田さんはたぶんその場所で変わらずにい続けた。変わらずにいつづける、ということは「時間と等速で進化し続ける」ということで、桑田さんはそれを30年にわたってやり続けた奇跡的な人だったと思う。今回幕を下ろすのは、時間が桑田さんの先を行ったか、桑田さんが時間の先を行ったか、あるいは桑田さんが時間に「追い越させた」かのどれかで、どれであったとしても桑田さんはきっとこれからも音楽を作り続けてくれるんだろうな、と何となく思う。

・でもそれはもしかしたら、「終わらない学園祭」自体の終わりなのかも知れない、と思ったりもする。「時間と等速で進化する=変わらない=年相応に年を取ることを拒否する」ことで人々をひきつけた戦後日本の「エンターテインメント」が、もしかしたら大きく変わろうとしているのかも知れない、サザンオールスターズの終焉はその始まりなのかも知れない、とも思う。最近あちらこちらで「子供に合わせるのもうよそうよ」という声を聞くようになったし。しかもエンターテインメント業界の最前線にいる人たちから。それに、受け手はいつまでも21歳のままでいられないからね。21歳でなくなってしまった受け手のためのエンターテインメントは、この国ではまだまだ貧困だと確かに思う。

・この土日はずっと仕事してたので何だか高揚してます。でも明日早いから寝なくちゃ。おやすみなさい。

なんでだか

2008年8月27日 日常
わからないけど、久しぶりに体重計に乗ったら5キロやせていた。びっくり。夏ばてか?まあこの1年で太った分を元に戻しただけなんだけど。全然やせ型なわけじゃないし。ただ、もしかしたらもうあまり時間がないのかな、もっと急がなきゃいけないのかな、とは最近よく思う。少なくともこれまでの時間よりこれからの時間の方が圧倒的に短いわけだし。この業界あんまり長生きな人いないしなぁ…。うん、急ごう。
あ、蚊がいる!涼しくなったからかな。う〜ん、ちょっと今から格闘しなくちゃかも…。

いろいろと

2008年8月26日 日常
混乱してるので頭の中を整理してみようかと。

・評価されることはうれしいけれど、評価されることが目的になってしまうのはたぶん違うし、いつか仕事が楽しくなくなると思う。ただ、仕事とか会社とかって、ユーザーだったりスポンサーだったり評価してくれる人がいるからこそ成り立つわけで、それはアーティストと言われる人たちだって同じだと思う。誰からも見つめられない作品は道ばたの石ころと同じで、何の意味もない。

・意味がない?じゃあ「意味」って何だろう。意味って結局作り手と作品との関係性にではなく作り手と受け手と作品の三角形の中にあるんだろうか。たぶんそうではない。アーティストは作品のモチーフとなる対象に没入し、一対一の関係を持つことで作品を生み出さねばならないと思う。「ならない」ってことはないのかな。でも多くのアーティストはそうであったと思う。

・いや、だったらなぜゴッホやゴーギャンは精神を病んでいったんだろう。表現したい対象と一対一の関係を築けていれば、他人の評価なんて関係ないんじゃないのか?でもゴーギャンがタヒチにまでいったのは自分の中に描きたいものが何もなかったからなのでは?つきつめれば「評価されたいから」タヒチに行ったのでは?それをなしえなかったから病んでいったのではないだろうか?

・では、そもそも受け手のポジティブな評価をどれだけ強く多く得られるかによって作品そのものを評価されることが前提になっている我々のような人間は、「評価」以外の何をモチベーションに仕事をすればいいのか?

・「評価」のどこが嫌なのかをつきつめれば結局「私」を放棄しているように感じられるからで、ならば「私」と特定の「あなた」との「関係」の中に意味を見出せばいいのではないか、目の前の「あなた」を喜ばせる作品を作ること、そうすれば確かに「評価」という無機質な言葉から遠く離れられるように思える、でもそのためにはピカソがそうであったように「ミューズ」が必要なのではないか。あ、でもそれは順序が逆だ。作品を生み出すために「ミューズ」を創出するなんて、アーティストじゃないんだから。でも、誰だかわからない人に向けて作品を作るのはもう疲れた。

・オリンピック選手はどうなのかな。誰だかわからない人に「応援」されてうれしいんだろうか。勝手に期待されて結果ひとつで上げたり下げたりされて、「じゃあおまえがやってみろ」と思わないんだろうか。ぼくらが「おまえがやってみろ」と思わないのはそれ相応のギャランティをもらってるから。プロだから。でも何のプロだ?何のために作るのかわかなくてプロが務まるのか?

・ああ、だからアーティストやプロスポーツ選手は宗教に走るのか。「神」と「私」の一対一の関係の中ですべてを昇華させる。「フラニーとゾーイー」の中で、エゴのためじゃなく何のために演じるのかわからなくなったフラニーが「ふとっちょのおばさまのためにそれをやるんだ」ってゾーイーに言われてそれで救われる、その物語は今でも大好きだけれど、でもそれって宗教的ではあっても現実的ではないよね…。

・なんてもしかしたら考えても仕方のない堂々巡りをしている今日この頃です。いろんな企画は思いつく。通る企画書だってたぶん書ける。でも俺は本当にそれをやりたいのか?

そういえば

2008年8月19日 日常
ことしの夏は蚊が少ない気がする。そうでもない?
涼しくなったので、きのうの朝は近所を散歩してみた。
いままで行ったことのない道を歩いていくと、
思わぬ駅が近くにあったり、路地裏によさそうな
イタリアンやテイクアウト可のインド料理店を発見
したりと収穫が多かった。歩いてみるもんだね。

さらに歩いていると、トイプードルを連れた母と娘が
「早く〜」とおばあちゃんらしい女性に声をかけていて、
おばあちゃんにしてはすごく派手な服着てるなあ、と
思いながら、のそのそ歩いてくる女性をよく見ると
細○数子さんだった。ご近所さんなのね…。

オリンピックの話題で会社は持ち切り。
しかし三宅選手にせよ浜口選手にせよ、親が子供の才能を
信じて盛り立てて、一流選手になったんだね、という話になり、
後輩社員の指導に頭を悩ます同僚が、
「よし、俺もきょうからアニマル浜口の父になるよ!」
と言い始め、そうだそうだと盛り上がったんだけど、
よく考えたら「アニマル浜口の父」じゃ意味ないよね…。
勢いに負けて誰も指摘しなかった…。

それにしてもマスコミの論調とかアナウンサーのコメント
とか聞いてると、「勝たなきゃ意味がない」って雰囲気が
どんどん強くなってる気がする。
たぶんこういう気分ってオリンピックだけじゃないよね。
でも勝つことってそんなに大事かな。
ゲームを見てるだけの人間に、ボールを取りに行って
エラーした選手を責める資格がそもそもあるのかな。

ゆっくり本が読みたい。仕事に関係ない本を、時間をかけて。
たとえばこんな。

がらがら

2008年8月15日 日常
・このところお盆休みのせいか電車ががらがら。
のんびりと本が読めたりするのでうれしいです。
きょうは「橋元の物理をはじめからていねいに」の
「熱、波動、電磁気編」を読もうと思ったんだけど、
寝過ごしそうなので「のだめ」最新刊にチェンジ。
いや〜、のだめにはホントに人生を教わるわ〜。

・キリンビバレッジが売り出し中の
「水出しミントジュレップソーダ」は
とてもおいしいです!(←回し者ではありません)
昼間からモヒートを飲みたくなってるのが難点ですが。

・恵比寿にすごくおいしいカレー屋さんがあるらしいので
ぜひぜひ行ってみたい!と思っているのですがなかなか機会がなく…。
でも恵比寿ってあんまり行かないですよね、用事でもないと。
近々人気テレビ番組で大々的に取り上げられるらしいので、
カレー好きの方は混む前に行ってみて!そして感想を聞かせて!
http://montenvers.jp/index.htm

ちょっと涼しい

2008年8月13日 日常
ようやくクーラーなしで寝られそう。

オリンピックが痛々しくて見てられない。
年かな。っていうかYahooニュースの
コメント欄は閉鎖した方がいいと思う。
ホント便所の落書き以下。
いいじゃん、銅で。十分スゴイじゃん。
勝手に他人に期待をかけてがっかりしたりする前に
オマエが頑張れよ!
なんて思うきょうこの頃。

でも、正面から向き合えるモノがあるって、幸せだと思う。
多くの人たちはその不安も恍惚も知らないまま死んで行くんだから。

衝撃!

2008年8月3日 日常
久しぶりにすごく長い文章を書いてたら、何の手違いか途中で全部消えてしまった!
なのですごく短く要約。
・「ジャンパー」って映画をDVDで見て面白かった
・同業他社の人と飲んで楽しかった
そんな感じです。
気が向いたらまた書いてみます。

休憩

2008年7月28日 日常
・あした締め切りの企画書を書きながら27時間テレビをちらちら見てたんだけど、たけしさんがさんまさんの車にペインティングを施すあたりから食い入るように見てしまった。しかしたけしさんがふりまく「テレビサイズにぎりぎり納まるように計算された狂気」はスゴイ。今回もたけしさんは「笑い」という手段を使って、「人は笑いながら人を殺すことが出来るんだよ」って現実を突きつけていた。ぞくっとした。

・地下鉄に乗っていたらディズニーランドの袋を提げた台湾の人たちがいっぱいいて、座っている日本人たちをすごく不思議そうに見ていた。何となく彼らが抱いている感情がわかる気がした。それは、ぼくが地下鉄に乗るたびに感じる違和感と同じだと思う。「この人たちはどうやってそれぞれの“帰る場所”を定めたのだろう?」という違和感。四国にいた時、ぼくはいつからか“ここにぼくの帰る場所はない”と思うようになっていた。東京に出て来てから20年以上たつけれど、結局その“違和感”は今も消えないでいる。ぼくは今も、まるで長い長いキャンプをしているような気分だ。

・一週間ほど仕事でパリに行くことになって、「パリでひとりごはん」関係の本を読み漁っている。ニューヨークに行っても別に「ひとり」は特別のことのように思えないけれど、パリで「ひとり」ってやっぱり特別な気がする。「カップルにあらずんば人にあらず」みたいな居心地の悪さがあるように思えて。そうでもない?でも、パリでもニューヨークでも、純粋に「旅行者」でいられる場所は気が楽だ。どこにも帰らないですむから。

・それでも最近ようやく心と体のバランスが取れてきたように思える。20代は心が、30代は体が先に立っていた。今、自分の心や体がようやく自分でコントロール出来始めた気がする。自分自身すらそうなんだから、他の誰かの心でも体でも、自分の思い通りに出来るわけがないよね。そのことに気づくのに結局40年かかった気がする。…でもまだまだ達観するのは早いな。この先もいろいろ惑うんだろうし。むしろ惑いたいし。

・部屋に娘の描いた絵を飾る。すごく気持ちが落ち着く。何かにつなぎとめられている、と感じる。つなぎとめられることが不自由ではない、と思う。ほんの少しだけ。

・そろそろ宿題にとりかかります。

はー。

2008年7月26日 日常
・この前日記書いたばっかりみたいな気がしてたのにもう4日も経ってた。どんどん時間の感覚が短くなる。アルジャーノンのチャーリーになった気分。

・RADWIMPSばっか聴いてる。この気持ちよさは何だ〜。勘違いかも知れないけど「今」の気分の企画書が書けてる気になるんだよね、こういう曲に身を委ねていると。なのでいつになくさくさく企画書が書けてます。

・辻村深水さんの小説はどうもぼくには合わないみたい。面白いんだけど。所詮「村上春樹世代」なので。辻村深水さんの小説は、人が死ぬことがあまり大きな意味を持っていないように感じられるけれど、村上春樹はひとりの女の子がなぜ死んだのかを上下巻かけて悩むからね…。ぼくはそっちの方が合ってるし好きです。

・ってか全然「今」じゃないじゃん!こんな人間に「今」の気分の企画書なんて書けるんだろうか、「ネタ」より「物語」を愛する旧世代の人間に…。不安になってきた。

・そう言えば電車の中で「誰かにすっごく似てる」女の子を見かけて、でもずっと誰だか思い出せなくて、きょう一日ずっとひっかかってたんだけど、さっき突然思い出した!「一ヶ月くらい前にテレビで見た再現ドラマの主人公役の女の子」だ!…知り合いでも何でもないじゃん!思い出せないはずだよ…。その子の笑顔も泣き顔も見たことがある気がしていて、もしかして昔付き合った女の子の顔を忘れてしまったのかも…とちょっと自分の記憶力に不安を抱いていたので、判明してよかった。

・何だか仕事しすぎ。誰かのことを思ってどきどきしたり、その人の声以外何も耳に入ってこない、みたいな気持ちを随分長い間抱いてない気がする。自業自得とは言えちょっと切ない。

・京都「安参」のお肉はおいしかった…。また行きたい。結局食欲しかないのか…。
けれど考えることをやめてしまったらどんどんダメになる。
別に「小さな権力」が欲しくて仕事をしているわけじゃない。
「表現」の世界にいたくて、その世界で少しでも「何か」を
残したくて、それで選んだ世界だ。忘れないようにしよう。
「やりたいことを少しでもやりやすく出来るように」エラく
なろうと思った。「隣の誰かよりもエラくなる」ためじゃなく。

相変わらず「新しそうなこと」を何も思いつかず行き詰っている。けれど、自分で企画書を書かなくても、次から次に企画書が集まってくる。「いいと思ったら出してください」
「リライトして下さい」って。どれもこれも結構面白い。企画書には、企画提出者の欄があって、そこは空白になっている。ぼくが自分の名前を書き込めるように。ぼくは1行も書いてないのに。そうか。こうやってみんなダメになっていくんだ。やがて他人の企画書に名前を書き込むだけで、自分が書いた気になって、やがては打ち合わせと称した飲み会で思いつきを一言くらいしゃべっただけで「あとはヨロシク」みたいな。ひゃー。

想像したらこわくなってきたので、自分の企画とは全然関係のない本を読みました。フツーに考えれば「少数の人だけが総取りする」超格差社会が、平等な中流社会よりも多くの人々にとって魅力的に映るのはどうしてなんだろう。どうして人は自分が「敗者」になる可能性を「勝者」になる可能性より割り引いて考えてしまうんだろう。ずっと抱いている疑問ですが、この本を読んでも結局解消できませんでした。う〜ん。

たぶんぼくは人一倍自己愛が強いんだろうということに今更ながら気づく、ここまでの思考過程でした。

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