ダークナイト

2009年1月11日 映画
企画書の骨子がだいぶ固まったので気分転換に去年まわりで大評判だった「ダークナイト」をレンタルして見た。面白い!さすがに映画生活の「満足度1位」を長く保ってただけある。どこが面白いのか考えながら2回目みて思ったんだけど、何だか森見さんの「太陽の塔」に似てるなあ、って。物語が序盤からすごいスピードで拡散していって、どこまで行くんだ、これはどう落とし前つけるんだ、と不安すら抱いてるうちに物語は進み、最後の最後で一気に収斂し、最終的にはぎゅっと締まったかたちで物語は終わって、あとには何とも言えない余韻が残る。
こういうのなんていうんだろう。「序破急」でも「起承転結」でもない、「拡散ー収斂」みたいな形式の物語。もしかしたらいまいちばん受け手が気持ちいい「形式」かも知れない。これがマスター出来れば、ぼくも「打つべき時に必ずヒットを打てる」作り手になれるかも…。
「ダークナイト」の最後の5分くらいはホントに見事だと思うけれど、その見事さは冒頭からの「どこまでゆくのかわからない拡散」を経験しなければ伝えられない。すごいスピードで拡散した物語が、その数倍のスピードで収斂してゆく。職人芸だね。ホントにお見事でした。

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