けれど考えることをやめてしまったらどんどんダメになる。
別に「小さな権力」が欲しくて仕事をしているわけじゃない。
「表現」の世界にいたくて、その世界で少しでも「何か」を
残したくて、それで選んだ世界だ。忘れないようにしよう。
「やりたいことを少しでもやりやすく出来るように」エラく
なろうと思った。「隣の誰かよりもエラくなる」ためじゃなく。

相変わらず「新しそうなこと」を何も思いつかず行き詰っている。けれど、自分で企画書を書かなくても、次から次に企画書が集まってくる。「いいと思ったら出してください」
「リライトして下さい」って。どれもこれも結構面白い。企画書には、企画提出者の欄があって、そこは空白になっている。ぼくが自分の名前を書き込めるように。ぼくは1行も書いてないのに。そうか。こうやってみんなダメになっていくんだ。やがて他人の企画書に名前を書き込むだけで、自分が書いた気になって、やがては打ち合わせと称した飲み会で思いつきを一言くらいしゃべっただけで「あとはヨロシク」みたいな。ひゃー。

想像したらこわくなってきたので、自分の企画とは全然関係のない本を読みました。フツーに考えれば「少数の人だけが総取りする」超格差社会が、平等な中流社会よりも多くの人々にとって魅力的に映るのはどうしてなんだろう。どうして人は自分が「敗者」になる可能性を「勝者」になる可能性より割り引いて考えてしまうんだろう。ずっと抱いている疑問ですが、この本を読んでも結局解消できませんでした。う〜ん。

たぶんぼくは人一倍自己愛が強いんだろうということに今更ながら気づく、ここまでの思考過程でした。

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