「これからに流されても」とか
2008年2月18日 音楽
「決して汚せないぼくらの青いキャンバス」とか、ちょっと前なら「あの頃の未来にぼくらは立っているのかい」とか、「無垢な学生時代」と「汚れてしまった社会人生活」という二分論で社会を切り取ってしみじみする歌が多くて、ちょっとそれってどうなのよ、と思いました。確かにこの「キャンバス」って曲もいい曲だとは思うけれど、その斬り方ってあまりにも単純すぎやしないか、と思います。たとえばぼくは、外見的にはおじさんにしか見えないと思うけど、内面的な「精神的成長」は大学出て3年くらいのとこで止まってる気がする。ただ、成長しなかった代わりに「汚れた」とも思わない。大学は「決して汚せない青いキャンバス」と呼べるほどのユートピアではなかったし(そうだよね?)、社会は「これからに流されても」というほど、不必要な無力感を感じる場所ではない。そう思います。たぶん、高校とか大学って、1年も経てば「尊敬される先輩」の立場を割合たやすく獲得できるけど、社会人ってなかなかそうは行かなくて、ぼくも何となく「後輩に物事を教える資格があるかも」と思えるようになったのはここ1、2年のことだったりするので、そういう意味で「成長できなかった」だけかも知れませんが。
要するに「社会って、平井堅とかSMAPが歌ってる程ひどいとこじゃないよ、意外と楽しいから怖がらなくてもいいよ」ってことで。平井堅もSMAP(ってかスガシカオか)も、いい大人なんだから「大人ってこんなに楽しいよ!」って曲を歌おうよ、って気がちょっとしました。すみません、大きなお世話ですね。
キャンバス 平井堅 CD ソニーミュージックエンタテインメント 2008/02/20 ¥1,223
要するに「社会って、平井堅とかSMAPが歌ってる程ひどいとこじゃないよ、意外と楽しいから怖がらなくてもいいよ」ってことで。平井堅もSMAP(ってかスガシカオか)も、いい大人なんだから「大人ってこんなに楽しいよ!」って曲を歌おうよ、って気がちょっとしました。すみません、大きなお世話ですね。
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