クリスマスイブに会った年下イケメンが、恋愛に関してぼくと同じ「どM」志向で、「手に入らないってわかっていて、それでも振り回されてしまい、かつそのことに喜びを感じてしまう」というタイプだった。同じタイプの人間に出会った!という喜びで盛り上がれてうれしかったけれど、あとあと考えればぼくたちはどうしてそんな困難な道を誰に強制されたわけでもないのに行くのだろう、とあれこれ考えた。
たぶん、普通の恋愛なら出来るだろうと思う。でも、もうそれって繰り返しに過ぎないと思ってしまうんだ。好きになって、付き合うようになって、ラブラブの時期があって、安定期があって、飽きて、別れて、みたいな。もうそれは十分やった。やった結果わかったことは、自分の気持ちと言うものが、自分というものが、いかに信用ならないものかということだった。あんなに泣くほど好きだった女の子に対して、いつの間にか飽きている自分がいる。確信犯で仕掛けたトラップにつまづいている女の子を冷笑している自分に気がつく。恋をすればするほど自分を嫌いになる。好きになった人のことをずっと好きでいたい。そのためにはどうすればいいんだろう。
恋をすることは問題集を解くことに似ている、と思う。一度問題が解き明かされると、人はその問題にあっという間に興味を失う。一旦解いた問題は見返されることがない。問題集を見返すのはその問題が解けない時だけだ。わからないから解き続けたくなるんだ。しかも「絶対に解けない問題」なら初めから諦めるけど、もう少しで解けそうな「解けない問題」には挑戦したくなる。でも、「恋」という問題集を最後の頁まで解き続けられる人はいない。人はどこかで問題を解くことをやめてしまう。
多くの人は、たぶん「このくらいまでなら解ける」という問題を解き終えて、安らかに問題集のページを閉じる。ぼくたち「どM」は、「今の自分では決して解くことのできない問題」にいつまでも挑戦し続ける。解けない間はその問題にずっと夢中でいられるから。そしてたぶん、そうやって挑戦し続ける自分自身のことを、ぼくたちは嫌いではない。
いや、幸せになりたくないわけじゃないんですけどね…。難しいとは思うけど。まあでも男の子はそうやって成長するんだよなあ、っていうかそのこと自体が生きるモチベーションになってたりするんだよね、「あの人にふさわしい自分になろう」っていう。
う〜ん。いくつになっても「恋愛の問題集」は難解です。
たぶん、普通の恋愛なら出来るだろうと思う。でも、もうそれって繰り返しに過ぎないと思ってしまうんだ。好きになって、付き合うようになって、ラブラブの時期があって、安定期があって、飽きて、別れて、みたいな。もうそれは十分やった。やった結果わかったことは、自分の気持ちと言うものが、自分というものが、いかに信用ならないものかということだった。あんなに泣くほど好きだった女の子に対して、いつの間にか飽きている自分がいる。確信犯で仕掛けたトラップにつまづいている女の子を冷笑している自分に気がつく。恋をすればするほど自分を嫌いになる。好きになった人のことをずっと好きでいたい。そのためにはどうすればいいんだろう。
恋をすることは問題集を解くことに似ている、と思う。一度問題が解き明かされると、人はその問題にあっという間に興味を失う。一旦解いた問題は見返されることがない。問題集を見返すのはその問題が解けない時だけだ。わからないから解き続けたくなるんだ。しかも「絶対に解けない問題」なら初めから諦めるけど、もう少しで解けそうな「解けない問題」には挑戦したくなる。でも、「恋」という問題集を最後の頁まで解き続けられる人はいない。人はどこかで問題を解くことをやめてしまう。
多くの人は、たぶん「このくらいまでなら解ける」という問題を解き終えて、安らかに問題集のページを閉じる。ぼくたち「どM」は、「今の自分では決して解くことのできない問題」にいつまでも挑戦し続ける。解けない間はその問題にずっと夢中でいられるから。そしてたぶん、そうやって挑戦し続ける自分自身のことを、ぼくたちは嫌いではない。
いや、幸せになりたくないわけじゃないんですけどね…。難しいとは思うけど。まあでも男の子はそうやって成長するんだよなあ、っていうかそのこと自体が生きるモチベーションになってたりするんだよね、「あの人にふさわしい自分になろう」っていう。
う〜ん。いくつになっても「恋愛の問題集」は難解です。
コメント